岡田工務店の標準仕様では土台・通し柱に4寸(12cm)角の桧(ヒノキ)を使っています。
■1階と2階を一体化して耐震性を高めます
通し柱というのは、2階建て以上の木造住宅で、土台から軒げた(のきげた:屋根組みの一番下)まで通った継ぎ目のない柱のことです。当然、継ぎ目のある柱に比べて強度が高くなっています。
家の建築工事では、基礎や土台をがっちりと組んでから4寸角の通し柱を建て起こします。こうすることで1階と2階が一体化し、建物全体の強度が高まります。
■防虫・抗菌の力も強いヒノキ
ヒノキの強さは、物理的な強度だけではありません。
ヒノキは高い防虫性と抗菌性を持っているため、シロアリを退け、木材の成分を分解してしまう木材腐朽菌にも侵されにくい特徴があります。
ヒノキは耐久性・保存性が高い世界最高レベルの建築材料と言えます。
■ヒノキは古くから使われてきた最高レベルの木材です
ヒノキは日本を代表する樹木の1つです。日本では昔から神社や仏閣を建てるための最高品質の木としてヒノキが使われてきました。
建築時にしっかりとした技術で施工され、よい状態で保存されてきたヒノキは、伐採されてから1000年以上経っても強度が変わりません。
例えば、世界最古の木造建築といわれる法隆寺は建立から1400年を経過しても建物の健全な状態を保っています。