家に木を植えるなら、どのような種類の木がいいと思いますか?
常緑樹/落葉樹、日光に強い/日陰を好む、花・実のつけ方…など、木の個性を活かしながら家に緑を取り入れたい方は多いと思います。
例えば、岡田工務店社長・岡田守弘はこのような木が気になっています。
■シマトネリコ
岡田工務店では一時期、モデルハウスを開設していたことがあるのですが、その玄関脇にはシマトネリコがありました。
シマトネリコは小さな葉をたくさん付ける常緑樹で、とても爽やかで柔らかい印象を受けます。
経験上、特別な世話をしなくても育ってくれる木です。乾燥しやすい場所でもすくすくと伸びるので、強い日光を遮るために植えてもよいでしょう。
スッキリとしたスタイリッシュな家に似合う種類の木かな?と思います。
■ヤマボウシ
少し背の高い木として庭づくりに使われることが多いヤマボウシは、シマトネリコよりも野性的なイメージです。
大きい葉を茂らせた中に白い花をつける姿に素朴な味わいがあります。自然素材を取り入れたナチュラル系の家なら、相性がよいでしょう。
人の手で整えた感じを出さない方が魅力を活かせます。そのため、通り道や境界に面した所より、ある程度の広さがある場所に植えてあげたい木です。
ヤマボウシは落葉樹で、強い日差しが苦手です。他の木の影になる場所に植えたり、ヤマボウシ自身の葉で木陰をつくれるようにしてあげたりすると、よく育ちます。
植栽は家の印象を左右するだけでなく、暮らす人に安らぎを与えてくれる大切なものです。家づくりを進めるときには、建物だけでなく周りを彩る植物のこともあわせて考えたいですね。